ヤシマ理化耐蝕株式会社

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床の寿命を延すDEK-MENT

DEK-MENTとは

DEK-MENTはエポキシ樹脂と特殊骨材とで精製された主剤と硬化剤とで組み合わされた優れたデザインのレヂンモルタルです。
使用に際して主剤と硬化剤を一定比率で混練して、金ゴテで所要の厚みの床を造成します。
永年の経歴を持つDEK-MENTの床は下記の特徴があり、従来の耐酸タイル工事に代わり建設と維持費の節約を約束する応用の広い床材です。

デッキメント
DEK-MENTで施工された床の例

DEK-MENTの特徴

  1. 1.広範囲の耐薬品性と優れた物理的性能

  2. 2.接着力は強大でいろいろな面に施工可能

    DEK-MENTはコンクリート、タイル、アスファルト、金属、木材の面にも施工可能で、複雑な形状にも完全施工できます。

  3. 3.衝撃と磨耗に強い

    樹脂は可焼性であり、充填粉末は硬い為コンクリートより強い衝撃と激しい磨耗に耐え、防塵にも役立ちます。

  4. 4.床は滑り難い

    含されている硬質粉末は多角性であるため滑りません。

  5. 5.耐熱耐寒性

    自燃性はなく、瞬間300度でも燃えません。寒さには-50度以下にも耐えます。

  6. 6.速い工事

    一般左官職にて施工が出来、面も施工後24時間で指触乾燥して歩ける床は、工事に多大な利益を生じます。

  7. 7.クラックが入らない

    硬化時及びその後も自らの膨張収縮の少ないDEK-MENT使用の床は、可焼性もありクラックが入りません。

DEK-MENTの色(常備色)

グレー
グレー
ベージュ
ベージュ
グリーン
グリーン
タイルレッド
タイルレッド
ブルー
ブルー
マンナリ
マンナリ

※ 写真ですので実際の色とは若干異なります。
※『ブルー』は現在トナーが入手困難なため、しばらくの間欠品となります。悪しからずご了承願います。

DEK-MENTの主なる用途・耐薬性

化学工場
適応性

化学工場

食品工場

菓子工場

ビール工場

牛乳工場

印刷工場

一般建築

手術室

ガレージ

斜路・階段

激しい洗浄
耐油・耐薬品性
激しい往来
激しい衝撃
スリップの危険性
化学工場
適応性

原子力関係

温泉

冷凍冷蔵庫

厨房

実験室

フィルム工場

屠殺場

醸造所

電池関係

激しい洗浄
耐油・耐薬品性
激しい往来
激しい衝撃
スリップの危険性

乳酸菌

鉱物油

植物油

ガソリン

メチルアルコール

塩化炭素

砂糖

ベンゼン

次亜塩素酸5%

炭酸ソーダ

酢酸5%

過マンガン酸カリ5%

苛性ソーダ40%

アンモニア

オレイン酸

クエン酸10%

硫化水素

クロム酸10%

硝酸10%

硫酸20%

塩酸20%

水・水蒸気

×

DEK-MENTの物理的性質と標準使用量(kg/㎡)

DEK-MENT セメントモルタル
比重 2.0 2.3
圧縮強度(kg/c㎡) 700 420
抗折力   〃 140 70
引張強度 〃 70 35
衝撃強度 〃 17.5ft・Ibsに耐える 11ft・Ibsに耐える
吸水率(%) 0.2 9
耐熱寒(度) +90~-50(常温70度)
磨耗強度(g) 0.05 8.45
接着力(kg/c㎡) (モルタル面)試体破壊 25~35
瞬間耐焼性 難燃
熱膨張係数 10.8
塗厚 プライマー下塗り DEK-MENT トップクリアー上塗り 備考
5m/m 0.15~0.20 10.0 0.20~0.25 使用条件により表面を着色コート塗りで仕上げる事もあります。
3m/m 7.0

一般左官職にて施工出来ます。複雑な場所又は、特殊な場所は使用量が異なりますので前もってご相談ください。

DEK-MENT施工要領 ※失敗しない施工のポイント

その1:下地処理

床工事では下地による影響で床材表面の不具合が生じ易く、特に改修工事の場合は表面に付着した油や不純物が影響し下地が脆く劣化していることもあります。油分等との反応による硬化不良・床材の接着不良・油分等の混合による床材表面のハジキが問題となることもあるので下地表面の研磨・洗浄(要乾燥)等の十分な処理が必要です。

その2:計量と混合

エポキシ樹脂は2液性の樹脂の化学反応によって硬化します。その樹脂の適正な配合量で反応をさせない硬化物は性能が十分発揮されません。計量器を使用して計量し、モルタルミキサーを用いて混練して下さい。

その3:金ゴテの洗浄

金ゴテを使用する場合、金ゴテには使用しているうちに床材の樹脂が付着してきます。この付着した樹脂が付いたままできれいに仕上げることは困難です。シンナーで金ゴテを洗浄しましょう。但し、過度の洗浄は樹脂へのシンナーの混入にもなりますので気をつけてください。

  1. 1.デッキメント施工前の下地条件

    1.下地モルタルは滑らかな金ゴテ仕上げ、コンクリート・モルタル面は完全な乾燥状態であること。
    2.水勾配は下地で調整すること。
    3.その他については、当社へ御相談下さい。

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  2. 2.施工

    1.プライマー塗り作業

    調合比率(主剤1:硬化剤1)の割合でハンドミキサーを用いて、良くかき混ぜローラー又は刷毛で薄く塗って下さい。
    (注意) プライマー硬化後、次の作業に移って下さい。硬化時間は夏季で12時間、冬季で24時間以上です。
    (参考)当日作業する場合は、NOCボンドをご使用下さい。

    2.デッキメント コテ塗り作業

    調合比率(デッキメント10㎏:硬化剤0.5㎏)の割合でミキサーで良くかき混ぜて下さい。

    1.良くかき混ぜた後、コテ塗りする時間は30分以内です。
    2.テムラや簾が出来ないように角ゴテで良く押さえながら仕上げて下さい。
    3.冬季は主剤が柔らかくなるまで暖めて下さい。気温が低いと硬化が遅く-5℃以下では硬化しません。気温が高い場合は、かき混ぜた後すぐ硬化します。気温には特に注意して作業して下さい。

    3.トップクリアー塗り作業

    調合比率(主剤1:硬化剤1)の割合でハンドミキサーを用いて、良くかき混ぜローラー又は刷毛で塗って下さい。
    (注意)デッキメント硬化後、トップクリアーを塗って下さい。

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  3. 3.養生

    指触硬化後は歩行可能ですが、本格的に使用する場合は1日以上経過後にお願い致します。重量物を搬入する場合はビニールシート+ベニヤ板で養生して下さい。

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  4. 4.注意

    1.デッキメントにシンナー等を投入して柔らかくする事は厳禁です。
    2.調合比率は計量器を使用して下さい。使用器具は必ずシンナーで硬化前に清掃して下さい。
    3.火気厳禁です。(貼紙にて掲示して下さい)
    4.硬化剤が眼に入らないように注意して下さい。万一の場合は直ちに水で洗浄し、専門医の治療を受けて下さい。

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※尚、ご不明な点がございましたら当社迄ご連絡下さい。