新旧コンクリート・モルタル接着剤NOC ボンド
NOCボンドとは
NOCボンドは、変性エポキシ樹脂を基材とし、新旧コンクリート等の接着を目的とする幾多の特徴を持った強力な接着剤です。
古いコンクリート、或いはモルタル面にモルタルを塗り継ぐ場合、新旧の材質の相違から、なじまず肌分れする悩みがあります。この場合、NOCボンドを古いコンクリート、或いはモルタル面に塗布してモルタルを塗り重ねれば絶対にはがれません。メタルホーム、或いはベニヤ板を使用したなめらかな面といえども同様に塗り重ねが出来ます。
また、モルタルの厚さにかかわらず密着するので肌分れしません。従来、このような場合にとられた工法に比較して、ただ塗布するだけで強力なる接着力を発揮するNOCボンドは非常に経済的な接着剤といえます。
NOCボンドの特徴
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1.何にでも接着します
NOCボンドはコンクリートはもちろん、金属、硝子、木材等にも強力に接着するので、それらにも簡単にモルタルを塗ることができて誠に便利です。
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2.水の中でも硬化を維持します
水の中でも硬化を維持するほか、類似品に見られない特性は被塗装面の乾燥を必要としないため工期の短縮の利益があります。(湿潤面においても塗布可能)
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3.零下でも使用可能
これは全くNOCボンドのみの持つ特性で、計り知れない賜物です。
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4.作業時間が適当です
従来のものはポッドライフが短すぎて施工の不完全、接着剤の不経済をもたらしましたがNOCボンドは合理的な作業時間を持っております。
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5.縦の接着にも強い
類似品は床などの圧力のかかる場所には効果があっても、縦の場合は効果が少ないとされています。これに比べてNOCボンドは縦横とも接着力に変わりはありません。
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6.優れた防水性
硬化後のNOCボンドは吸水性がなく、防水剤としての役目を果たします。
NOCボンド使用方法 ※失敗しない施工のポイント
その1:下地処理
床工事では下地による影響で床材表面の不具合が生じ易く、特に改修工事の場合は表面に付着した油や不純物が影響し下地が脆く劣化していることもあります。油分等との反応による硬化不良・床材の接着不良・油分等の混合による床材表面のハジキが問題となることもあるので下地表面の研磨・洗浄(要乾燥)等の十分な処理が必要です。
その2:計量と混合
エポキシ樹脂は2液性の樹脂の化学反応によって硬化します。その樹脂の適正な配合量で反応をさせない硬化物は性能が十分発揮されません。計量器を使用して計量し、ハンドミキサーを用いて攪拌して下さい。
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1.接着面の清掃
被接着面の油、汚れなどは、洗剤或いは5%苛性ソーダ溶液で洗った後、十分に水洗をして下さい。
腐蝕部分およびレタンスなどはワイヤーブラシなどでコスリ取り、粉末を清掃して固い下地を出して下さい。
下地の水分は施工に差し支えありません。 -
2.調合
NOCボンドは、主剤2:硬化剤1(容量比)の割合で混合して十分攪拌します。
少量づつ混合の場合は、それぞれ別のコップ或いは空カンで主剤2杯に硬化剤を1杯というように正確に計って使用して下さい。 -
3.塗布
混合したら20℃の場合40分以内に、床は端から、壁の場合は下から塗布します。
温度が上がれば硬化が早くなります。
従って、混合に際しては作業能率に相応した量だけ徐々に調合して下さい。 -
4.コンクリートおよびモルタル打設
塗布後は20℃で2時間以内にコンクリート又はモルタルを打設して下さい。
塗布面のNOCボンドが粘っている中は有効です。
もし、硬化したら2度目を塗ります。
壁面の場合、モルタルが厚いとダレますから、薄くモルタルをかぶせて、硬化後モルタルを所要の厚さに塗り重ねて下さい。
※尚、ご不明な点がございましたら当社迄ご連絡下さい。